美顔器を使う上での注意点


美顔器を使用することで「肌の活性化によるリフトアップ、引き締め効果」や、「コットンケアとは比べ物にならないほどの美容成分の浸透による、美白効果、くすみ対策」など、様々なメリットがあります。

しかし、使い方を誤れば、逆に肌の負担も大きくなり逆効果となります。
ここでは、美顔器を使用する上での注意点を説明して行きたいと思います。

[注意点1]超音波振動は肌への負担が大きい

超音波振動
秒間300万回以上もの細かな振動を、肌に直接当てて組織に穴を開け美容成分を浸透させる超音波振動は、イオン導入、イオン導出にくらべ肌への負担が大きくなります。

その為、毎日のように超音波振動を使用すると、逆に肌を酷使することになり逆効果となります。
超音波美顔器を使用する際は、毎日ではなく3日に一度程度にしておいて、肌を休める日を作ることがとても重要です。

なお超音波振動の肌への効果は数値とは反比例の関係にあります。
つまり、数値が低ければ低いほど肌への負担も高くなるので、利用する超音波美顔器の周波数に気をつけて、利用する頻度を調整することが重要です。

もちろん、決められた一回の使用時間以上の利用することもやめましょう。
効果が上がるどころか、肌への負担が大きくなり、疲労してしまい逆効果に繋がります。
それぞれの美顔器に決められた時間を守って使用してください。

さらに、力を加えてヘッド部分を肌に強く当てたりすることも避けましょう。肌に軽く触れている程度で十分な効果があります。

[注意点2]超音波振動を首や眼球に当てない

koujyousen

首には、喉仏のあたりに「甲状腺」という重要な器官があり、ごくまれに超音波美顔器が原因で甲状腺異常を引き起こすことがあります。甲状腺のあたりには使用を控えてください。

また、超音波振動は筋肉や脂肪にしか効果はありません。
おでこなど骨の上に当てるのも、効果が無いどころか肌を疲労させる事に繋がります。
また、眼球の周りや耳のすぐ下のリンパ節に使用するのも危険ですのでやめましょう。

[注意点3]超音波美顔器に使う水溶性ジェルはたっぷりと

ジェル

超音波は水を介して伝達する性質を持ちます。
ですので、超音波美顔器を使用する際に利用する水溶性ジェルの量が少ないと、超音波振動が肌にうまく伝わらないので効果を発揮出来ません。

美顔器の性能を十分に引き出すには「水溶性ジェル」をたっぷりと使って利用することが重要です。

[注意点4]美顔器を使用する際は必ず肌を清潔にして

美顔器を使用する際(とくにイオン導入)は、必ずメイクを落とし肌を清潔な状態にしてから使用しましょう。

なぜなら、美顔器というのは通常「バリア」に阻まれて浸透させることのできない美容成分を、特殊な方法で深部に浸透させる美容器具です。
不潔な状態やメイクをつけたまま行えば、本来肌に悪影響な成分を肌の奥深くに浸透させる事になってしまいます。

同様の理屈で、界面活性剤が入っているクレンジングを利用しながら、美顔器を使うことも肌に悪影響です。
清潔な状態で、条件にあったジェルや化粧水を使って使用しましょう。

[注意点5]イオン導入は、条件に合う化粧品で

上記のように、イオン導入とは本来浸透させることが出来ない肌の深部に、美容成分を浸透させる方法です。
当然、肌に合わない添加物などを浸透させてしまえば、トラブルの原因にもなります。
必ず、「水溶性」「分子量が小さい」「添加物が含まれていない」などの条件に合うものを利用しましょう。